「プーチンが夫を殺した」ナワリヌイ氏の妻が訴え 遺体の返還要求も…当局が拒否?【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2024年2月20日)

 獄中で急死したプーチン政権批判の急先鋒、ナワリヌイ氏(47)の妻・ユリヤさんは「プーチンが夫を殺した」と訴え、プーチン政権と戦う決意を示しました。 ■ナワリヌイ氏の妻 “打倒プーチン政権”引き継ぐ決意  ナワリヌイ氏の妻・ユリヤさんが日本時間19日の夜、EU外相理事会に出席しました。  北極圏の刑務所での突然のナワリヌイ氏死亡…。 EUの声明 「ロシアの指導部と当局の責任を追及する努力を惜しまない。制裁を含め代償を科す」  ユリヤさんは、ナワリヌイ氏のユーチューブチャンネルで世界に呼び掛けました。 ユリヤさん 「プーチンは、ナワリヌイという人間を殺しただけではありません。彼と共に私たちの希望、私たちの自由、私たちの未来を殺したかったのです」  強い言葉で、打倒プーチン政権の活動を引き継ぐ決意を明らかにしました。 ユリヤさん 「アレクセイ(ナワリヌイ)を殺すことで、プーチンは私の心と魂の半分を殺しましたが、私にはまだ半分残っており、諦めることは許されません。私は、アレクセイ・ナワリヌイの仕事を続けます。私たちの国のために戦い続けます」  名指しされたロシアのプーチン大統領は依然、沈黙を続けています。 ■ナワリヌイ氏の遺体 刑務所から運び出した?  一方、ナワリヌイ氏の遺体を巡っては新たな情報も入ってきました。  ロシアの独立系メディアが公開した、北部の都市サレハルドと刑務所を結ぶ唯一の道路の監視カメラの映像。警察車両に先導されたナワリヌイ氏の遺体を乗せたとみられる刑務所の車を確認したといいます。  日付は、ナワリヌイ氏が死亡した16日の夜から17日の未明にかけて。ナワリヌイ氏の母親と弁護士が刑務所に到着する前に、意図的に遺体を運び出したと伝えています。  17日、刑務所を訪れたナワリヌイ氏の母親。その際、「ナワリヌイ氏の遺体は安置所に運ばれた」という説明を受けたといいます。  しかし、安置所は閉まっていて、遺体を確認することはできませんでした。  19日、母親は再び安置所を訪れましたが、内部への立ち入りは許可されず、職員に「遺体はあるか」と聞いても返答はなかったということです。 ■遺体の返還を拒否? 「当局は毒消えるのを…」  ユリヤさんは、当局が遺族への遺体の返還を拒否していると訴えています。 ユリヤさん 「彼らは今、ナワリヌイの遺体を隠しています。母親に見せず、返さず、プーチンの『ノビチョク』の痕跡が消えるのを待っています」  ノビチョクとは、2020年
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