リトアニアとドイツが合同軍事演習 NATOの対ロシア防衛ライン

NATO(北大西洋条約機構)にとって、対ロシアの最前線であるリトアニアで、ドイツ軍との合同軍事演習が行われている。 合同軍事演習には、ウクライナに提供された主力戦車「レオパルト2」などが投入され、ロシアの戦術核兵器の配備が進められているベラルーシとの国境から10kmあまりの場所で行われている。 リトアニアはNATOにとって重要な防衛ラインで、26日、視察に訪れたストルテンベルグ事務総長は、ロシア国内で起きた反乱について、プーチン政権の脆弱(ぜいじゃく)さを示していると指摘したうえで、NATOの抑止力や防衛力強化の必要性を訴えた。 NATO・ストルテンベルグ事務総長「数日、数週間後に何が起きるか正確には予測できないが、ロシアを過小評価するようなことはあってはならない」 NATOは7月、リトアニアで首脳会議を開く予定で、冷戦後初となる新たな地域防衛計画の策定を進めている。
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