米航空大手 マッハ1.7の超音速機購入へ 世界600超路線が半分の時間に
東京とシアトルを結ぶフライトが、およそ6時間に短縮される。
アメリカの航空大手アメリカン航空が16日、超音速旅客機「オーバーチュア」を購入すると発表した。
オーバーチュアは、日本航空と2017年資本業務提携を結んだ新興企業ブーム社が開発するもので、客席数は最大で80。
マッハ1.7、時速およそ2,000kmで飛べるように設計されている。
実用化されれば、世界600以上の路線を半分の時間で飛行できるようになるとしている。
例えば、シアトルから東京までは現在、10時間以上かかるが、オーバーチュアならおよそ6時間に。
マイアミからイギリスのロンドンまでは、およそ9時間が5時間弱に。
ロサンゼルスからホノルルまでは、およそ6時間が3時間に短縮されるという。
従来より排出量が少ないクリーンな航空燃料を使うことも特徴の一つで、アメリカン航空は、2029年から商業運航開始を目指すとしている。
超音速旅客機「オーバーチュア」は、2021年6月に、ライバルのユナイテッド航空も15機を購入する契約を結んでいる。
FNNプライムオンライン