【G7外相会合】ロシアへの対応議論 途上国との連携強化も(2023年4月17日)
長野県で開かれているG7=主要7カ国の外相会合は2日目を迎え、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの対応などについて議論されています。
(政治部・土田沙織記者報告)
外相会合は、こちらの規制の奥で行われています。岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件を受けて、現場の警備が強化され、物々しい雰囲気となっています。
17日の会合では、ウクライナ支援とロシアへの制裁を継続していく方針を再確認します。さらに、中国などを念頭に、第三国によるロシアへの支援など、制裁の抜け穴を封じる策で連携を図りたい考えです。
そのうえで、グローバルサウスと呼ばれる新興国や途上国との連携を強化していく方針を確認します。
グローバルサウスを重視する理由について、外務省関係者は、中国やロシア寄りでもなく、欧米寄りでもない立場を取る国が多く、「国際秩序が揺らぐなか、協力が欠かせないからだ」と話しています。
日本としては、一連の会合を通じて、力による一方的な現状変更はアジアでも許されないというメッセージを強く打ち出したい考えです。
[テレ朝news]