「隕石かなと思った」“火球”目撃相次ぐ 正体は中国の人工衛星関連?【news23】|TBS NEWS DIG
10日午後8時半ごろから、鹿児島県の奄美諸島や沖縄県の上空で“光る物体”が相次いで目撃され、SNS上にも多くの映像や目撃情報が投稿されています。この光は一体何なのでしょうか?
こちらは鹿児島県の与論町で撮影された映像。オレンジ色の光が急降下しているように見えます。
「どこに落ちるの、怖い」
これは午後8時半ごろ、鹿児島県の徳之島で撮影された映像です。
撮影した人
「隕石か何かかなと思った」
別の場所でも…。こちらは午後9時ごろ沖縄の豊見城市で撮影されました。光の球のようなものが勢いよく移動しています。
午後8時半すぎから、鹿児島県の奄美諸島や沖縄県の上空で、光る物体が相次いで目撃されました。SNS上にも多くの映像や目撃情報が投稿されています。
この光は一体何なのか…
兵庫県立大学西はりま天文台 石田俊人 准教授
「かなりゆっくり動いているような感じにみえる。普通流れ星だとふっと速く流れるという感じでかなり短い。一番明るいところが複数あるような感じに見えている。落ちてくる途中で分かれるというのは、人工衛星の一部みたいなものとか、もともと複数のものを組み合わせた物が落下してきたような人工物がおちてきた場合にもこういった形になる可能性はある」
さらに平塚市博物館の学芸員の藤井大地さんも、これらの光の玉のようなものについて「飛行速度が遅いことから人工物であると考えられる」としたうえで、目撃されたエリアや軌道から考えて2022年に中国が打ち上げたロケットの残骸である可能性があると指摘しています。
このロケットは、人工衛星を打ち上げるために使われていたということです。
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