ロシア、IRIS-T防空ミサイル破壊で歓喜も実はデコイで300万ドルを消費

ロシア軍は先日、弾道ミサイルでウクライナ軍がドイツから供与を受けた先進的な防空ミサイルシステム「IRIS-T SL」を破壊する動画を公開しました。ウクライナにとっては痛い打撃と思われましたが、破壊された物は本物ではなく、実はデコイであることが分かりました。 1月31日、ハリキウ州の防空陣地に設置されたウクライナ軍の短距離防空ミサイルシステム「IRIS-T SL」がロシア軍の戦術弾道ミサイル「イスカンデル」によって破壊される映像が公開されました。IRIS-Tはドイツ製の防空ミサイルシステムで100%近い迎撃率を誇る先進的な防空システムです。IRIS-Tはレーダーユニットとミサイルランチャーシステムで構成されており、映像ではその2つが確認できます。レーダーユニット側はそれが活動中であることを示すようにレーダーは回転しています。そこへミサイルが着弾。IRIS-Tの破壊に成功したロシア側は狂喜乱舞、親ロシアの軍事ブロガーやインフルエンサーはこぞって、この動画を拡散しました。しかし、その後の分析でこのIRIS-Tがデコイ、つまり、偽物であることが分かります。 ■関連動画 ・ロシア軍、ウクライナ軍のS-300防空ミサイルの破壊を発表するも実は自軍のだった ・ウクライナ軍はソ連時代の対空ミサイルS-200を対地ミサイルとして復活させた ・台湾で全基退役したホーク防空ミサイルはウクライナに行くのか? ・ロシア軍の最新鋭レーダーYastreb-AV、ウクライナに配備を発表した翌日に破壊される ・ウクライナ軍のHIMARSはなぜ一両も破壊されていないのか? 世界の軍事・安全保障・防衛・ミリタリーニュースをわかりやすく、ゆっくり解説します。 #ロシア軍 #irist #ミサイル #ゆっくり解説
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