【ロシア】ソコロフ司令官の生死は? ウクライナが殺害主張 ロシアは“生存”動画を公開も…
ウクライナ軍が殺害したと主張するロシア黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官。ロシア側は、それを覆すように、最近のソコロフ司令官の姿だとする動画や肉声を公開しています。しかし、その動画には、“不自然な点”がありました。
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その生死をめぐって、今、世界のメディアが注目しているのが、ロシア黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官です。ウクライナ軍は9月22日に行ったミサイル攻撃で、ソコロフ司令官を殺害したと発表しました。ウクライナ侵攻でも重要な役割を担う黒海艦隊。そのトップが死亡したとなれば、ロシア側の士気の低下はさけられません。
こうした中、ロシア国防省が26日に幹部会議の映像を公開しました。ソコロフ司令官とみられる人物が映っています。ただ、この会議が実際にいつ行われたのかは定かではありません。
その映像をよく見てみると、モニター内の他の人物は動く様子を見せていますが、ソコロフ司令官とみられる人物はまるで写真のように“全く動いていない”ように見えます。
そして27日にも、ロシア国営メディアはソコロフ司令官の映像と肉声を放送しました。
ソコロフ司令官(27日放送)
「海兵隊員たちの活躍がテレビの画面から消えることはないのだ」
この映像は、ソコロフ司令官が27日に軍のサッカーチームを表彰した際のものだと伝えたのです。27日であれば、ソコロフ司令官は、生きていることになります。
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しかし、この表彰式の映像には不自然な点もあります。
28日に地元のメディアがYouTubeで公開した、同じ表彰式の映像には、国営メディアの放送にはなかった“賞状を手渡すシーン”が映っています。その賞状を拡大してみると「ロシア黒海艦隊サッカー大会」というイベント名の下に、ソコロフ司令官の名前とサインがありました。さらにその下に記された日付は「2023年9月20日」となっています。また、この大会に参加したサッカーチームは、「司令官と20日に面会し表彰が行われる」とする動画を投稿していました。
詳細を調べているとするウクライナと、いまだ沈黙を保っているロシア側。司令官の生死をめぐる情報戦が続いています。
(2023年9月29日放送「news every.」より)
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