勝頼の妻  作詞作曲 木更津P(牧野 新)【木更津Pのキャラみん短編時代小説 日本史オリジナル楽曲 music video】※時代小説家、牧野新の楽曲集。

時代小説家で作詞家の牧野新こと木更津Pが作詞作曲した楽曲です。 歴史ものの楽曲です。歴史の話が少々長くなりますがご容赦ください。 主人公はかの関東に覇を唱えた戦国大名の北条氏の娘で北条氏康の娘です。 北条氏政とは腹違いの兄妹になるので北条氏政の妹と呼ばれる女性です。 今の静岡県の駿河の今川氏を巡って武田と北条は争います。 今川義元亡き後の駿河遠江を武田信玄は狙いました。桶狭間の戦い以降の出来事です。いわゆる今川領を徳川家康と分割します。待ったをかけたのが北条氏康でした。なので北条氏と武田氏は交戦状態になりますが氏康が遺言で武田家と和睦を結びます。そこで北条氏政の妹が武田信玄の息子の勝頼に嫁ぎました。勝頼は織田信長の養女を貰っていましたが先立たれてやもめ暮らしでした。二人の仲は良かったとされています。しかし幸せは長く続かず武田滅亡の足音が近づき武田と北条の同盟も綻びました。同盟が綻びたので勝頼は里に妻たる氏政の妹を戻そうとしますが氏政の妹は最期まで従い勝頼が自刃した山梨県の天目山で一緒に死んだとされています。そのシーンを描きました。舞台は多少現代とダブらせてあります。ハタチにも満たないで若くしてなくなったのでイリュージョンをかけました。舞台は能舞台です。 北条氏政の妹は拙著『戦国に咲いた四十一人の姫君 賢い貴女は姫に学ぶ』(文芸社)に詳しく載っていますのでそちらも併せてご覧ください。 歌詞は以下になります。 勝頼の妻 作詞作曲 木更津P(牧野 新) 天目山へ逃げ延びて 夫は里へ帰れと命じたの ひどいわ夫婦は最期まで 一緒と約束したのにね 申し上げます お屋形様 いや我が夫 勝頼様 お先に参ります あの世へと 極楽浄土で逢いましょう 許してちょうだい わがままを 勝頼様は見ていない 今しかないのやるときは なんでよ 運命狂ったわ 敵の軍勢迫ってる さようならお屋形様 いや我が夫 勝頼様 二人は夫婦 あの世でも 極楽浄土に参ります お先に参ります ごめんなさい わたしはのどを突いて 夫は気がつきおどろいた ごめんね夫婦は最期まで 一緒に約束したのにね ごめんなさい お屋形様 いや我が夫 勝頼様 許さないよね わがままを 極楽浄土へ参ります 勝手な女を許してね
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