世界一孤立した電車 旧閉鎖都市ステプノゴルスクのエレクトリーチカ

ЭР22をご存知ですか?ソビエトが最混雑区間用に投入した3扉のエレクトリーチカ。その最後の生き残りが、モスクワから流れに流れ、カザフスタンの産業鉄道で今も工員を運んでいます。かつて地図から消された街、閉鎖都市ステプノゴルスクを訪れてきました。まだ同国の首都ヌルスルタンがロシア語でツェリノグラードと呼ばれていた頃、平原に忽然と現れるこの人工都市は軍事的な使命を帯びていました。主な産業はウランの精製と炭疽菌の生産。これら特産品の存在が、外国人は無論、一般市民からもステプノゴルスが遮断される理由になっていたのです。ソ連崩
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