情報戦?死んだはずが“会議出席” 司令官…微動だにせず ロシア映像公開(2023年9月27日)

 ウクライナ軍が攻撃で死亡したとするロシア黒海艦隊の司令官。ところが、26日にロシア側が公開した映像には死んだはずの司令官の姿が会議に出席する姿が映されていて、様々な臆測が飛び交っています。 ■死亡発表の司令官 “会議出席”  情報戦の様相を呈してきました。22日、ウクライナ特殊作戦部隊が実施したロシア黒海艦隊司令部への攻撃。ウクライナ側は、その攻撃で黒海艦隊のソコロフ司令官を含む幹部34人が死亡したと発表していました。  ところが、日本時間の26日夜、ロシア国防省が公開した会議の映像にはそのソコロフ司令官がオンラインで出席する姿が映し出されていました。ただ、その様子、少し奇妙です。司令官、本当に生きているのでしょうか。  ショイグ国防相:「ウクライナ政府は無訓練の兵士を無意味な襲撃に投入し、死なせている」  ロシア国防省が26日に公開した映像です。  ショイグ国防相がロシア軍幹部と会議をする様子なのですが、そこにオンライン出席していたのがソコロフ司令官。ウクライナ特殊作戦部隊によるクリミア半島の黒海艦隊司令部への攻撃で死亡したとされるソコロフ司令官です。果たして生きていたのでしょうか。 ■微動だにせず…ロシア映像公開  ソコロフ司令官の姿が映し出されるのは、わずか数秒。1人だけ厚みのあるクッションが背もたれに使われています。そしてショイグ国防相が話す間、顔を動かしたりする軍幹部がいるなか、ソコロフ司令官は口を真一文字に結んだまま、微動だにしません。この点、CNNでも疑問に思ったようです。  キャスター:「映像のソコロフはクッションにもたれて数秒だけ映り、一言も話していません。一体これは何なのでしょう」  元CIA スティーブ・ホール氏:「ロシアがこういうことをやる時は決して信用してはいけません。これまでもやってきているし、特に映像のディープフェイクを得意としています。私には立て掛けられているように見えますが、重要なのは黒海艦隊司令部への攻撃に成功したことです。誰が死亡したにせよ、幹部およそ30人が殺害されたことが重大です」  キャスター:「クッションに立て掛けられていて非常に奇妙です」  ロシア大統領府のペスコフ報道官は「国防省からの情報はない」として、司令官の生死についてのコメントは避けています。アメリカ国防省は25日の時点で司令官の死亡は確認できていないとしています。  一方、ウクライナ特殊作戦部隊は26日にSNSを更新。「入手可能な情報源によると、黒海艦Ɓ
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