能登半島地震から2日 64人死亡 倒壊した建物には多くの人が下敷きに 懸命の救助活動続く|TBS NEWS DIG
最大震度7を観測した令和6年能登半島地震の発生から48時間が経過しました。石川県のまとめによりますと、これまでに64人の死亡が確認されています。倒壊した建物には多くの人が下敷きになったまま取り残されていて、被災地では懸命の救助活動が続いています。
津波で沿岸の地域が壊滅的な被害を受けた珠洲市。幹線道路が復旧し、2日夜、取材班が初めて市内に入りました。
泉谷市長は2日夜、市内の9割の住宅が全壊、またはほぼ全壊だと述べ、被害の全容はつかめていません。
また、消防に入った72件の通報に対応できていないとし、救出作業が難航しています。
石川県のまとめによりますと、1日に志賀町で震度7を観測した今回の地震では、これまでに64人の死亡が確認されました。自治体別では、輪島市で31人、珠洲市で22人、七尾市で5人、穴水町と能登町でそれぞれ2人、羽咋市と志賀町でそれぞれ1人です。行方不明者は把握が追いついておらず、わかっていません。
避難の情報です。石川県のまとめによりますと、県内では18の市と町で避難所が開設され、3日朝の時点で合わせて3万3446人が避難しています。輪島市で1万58人、珠洲市で6250人、能登町で5200人、穴水町で3991人などとなっています。
余震も続いています。能登地方では3日午前2時21分と、午前10時54分の2回、最大震度5強を観測しました。今月1日に震度7を観測して以降、観測された震度1以上の地震は500回以上に上っていて、活発な地震活動が続いています。気象庁は、1週間程度、震度7程度の地震に注意するよう呼びかけています。
被災地では雨への警戒も必要です。気圧の谷や寒気の影響で、石川県内では4日昼すぎにかけて、1時間に15ミリのやや強い雨が降る見込みです。地震の影響で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険が高まります。
気象庁は、揺れが大きかった地域で大雨警報などの発表基準を引き下げていて、現在、輪島市、志賀町、穴水町に大雨警報が発表されています。今後、警報の発表地域が広がる可能性もあり、4日夕方にかけて土砂災害に警戒してください。
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