妖獣機甲兵ワードラゴン for PC-8801 (1989)
この日、S-CITY(Sequential Circuit City)は、目覚める事はなかった。渦巻く不気味な暗雲が、その街を包み込んでいたからである。そこからは、青白い閃光が幾度となく発せられ、地の底から沸き上がるような鼓動が伝わり、その隔絶された街で何が起こっているのか、誰も窺い知る事は出来無かった。
事態を重く見たローランド連邦政府は、異変の原因究明と要人救出の為、精鋭部隊をS-CITYへと差し向けた。しかし、期待も空しく、S-CITY潜入直後、部隊は消息を断ってしまった。数日後、その暗雲は次第に晴れていった。と、同時に変わり果てた市街の異様な景観と、狂気と化した人々の姿があった。戦慄と狂気の魔界の創造は、この街から始まっていった......。(マニュアルより)
本作は、1989年にアルシスソフトウェアからリリースされたサイドビューのアクションゲームです。プレイヤーはローランド連邦精鋭部隊のひとり、ケイ・カーツェとなって、S-CITYの凶悪な敵と派手な戦いを繰り広げます。妖獣装甲兵となったケイは、銃、剣、サイキック、アイテム、ジャンプを駆使して戦うことになります。基本的には近距離では剣を、中長距離では銃を使って戦いますが、サイキックポイントが溜まっていれば、敵めがけて雷を落としたり、複数の針を敵に向かって飛ばすなど、魔法のような攻撃が可能。状況に応じてサイキックを活用して難関を突破しましょう。
強制スクロールで、おまけにセーブ機能はなし(コンティニューは3回まで)といった骨太なアクションゲームなので攻略は大変ですが、PC-8801の機能をフルに活用したスクロールや、アルシスサウンドは必見&必聴! 手ごたえのあるアクションゲームを楽しみたい方には、おすすめのタイトルといえるかもしれません。
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