市長の給料は「市民の評価」で変化!?寝屋川市長「給料のあり方に一石を投じようと」(2023年7月7日)
市民の評価に応じて市長の給料を減らす条例案について、市議会で採決が行われました。
7月7日、大阪府の寝屋川市議会で注目の条例案が議論されました。広瀬慶輔市長の月額102万円の給料が市民の評価によって変化するというものです。
(寝屋川市議)
「市民に給料額を決めてもらうことで市民の納得にもつながります」
条例案では、寝屋川市民3500人を対象に意識調査を実施し、市政運営に対して「評価する」「評価しない」が判別できる4択で回答を求める予定です。その結果、「評価しない」が「評価する」を上回った場合、その差に応じて給料を減額。例えば「評価する」が40%、「評価しない」が60%だった場合、その差である20%の給料がカットになります。減額の上限は最大で30%。一方で、広瀬市長がこれまで覚悟を示すとして給料を3割カットしてきた条例は廃止となります。
議会では、維新などから反対意見も出ました。
(維新 古田尚央市議)
「制度自体が満額受給することを合理化するための装置になりかねません。(退職金)2203万2000円から評価に応じて退職金を減額する制度にすることを求めます」
そして、注目の採決。結果は、12対11の僅差で可決となりました。
(寝屋川市 広瀬慶輔市長)
「全て見える化することで、結果、報酬が適正だとみなさんに納得いただく、そういう仕組みを示していくということはすごく有効。給料のあり方・報酬のあり方というものに対して一石を投じようということです」
寝屋川市民に聞くと…。
「今の市長はすごく頑張ってくれている。その面では、頑張ってくれていたら給料もいい方がいいのかなと思ったりもする」
「選挙で選ばれているわけだから、それは二重にそういうことをする必要はないと思う。それをするためのコストも時間もかかる」
この条例は10月から施行されます。
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